ファイナル・デイロスで主人公たちがパーティーした翌朝、流星群が落下。
破壊されてるビルに唖然とする中、落下した隕石から謎の煙が発生。
それを吸い込んだ人たちがゾンビ化する事案が発生!
仲間が主人公の別れた彼女を連れて逃げたいという謎わがままを聞いて、
ゾンビに追われながら町中を駆け回ると言ったあらすじ。
主人公たちが何かする→ゾンビに見つかって追われる→
仲間の一人が「俺が惹き付けるから先に行け!」と言い、ゾンビに立ち向かう→
仲間は死ぬ→最初に戻る。終始この展開の繰り返しだった。
戦わない魁!男塾みたいな感じ。仲間は生き返らないけどw

(ヒロインとベッドインする主人公)

(ヒロインを遠ざける主人公。こんなんだから彼女にふられたんだろう)
ストーリーは全体的に謎の多い展開だが、一番の謎は軍の動きだ。
ラストで軍が化学兵器を投入しに行くところで物語は幕を下ろすが、
作中の時間的に、朝方に流星群が墜落し、翌日の夜明けにエンディングを迎えている。
つまり、合衆国政府は24時間以内に化学兵器の投入を決め、実行に移した事になる。
その間、一切の鎮圧行動や救助活動等、市民を無視するというオマケ付きでだ。
次の大統領&内閣支持率調査で、どこまで落ちるか賭けの対象になるレベルである。
深く考えると、政府はこれが何なのか事前に詳しく把握しており、
世界が極短期間で滅亡する事が解っていたので行動に移したと考えられる。
だがそうだとしたら、逆に行動に移すのがあまりに遅すぎることになる。謎だw
他にも謎はある。車上荒らしで物資を集めるシーンが有るのだが、
車そのものを盗むという行動を起こしていない。
しかも、自分の車を取りに遠くまで徒歩で移動するという愚まで犯している。
悪事を平然と働けるなら、一戸建ての家で車が置いてある所もあると思われるので、
押し入って車の鍵を強奪して逃げた方が圧倒的に安全だし速いだろう。住人に撃たれるかもだがw
細かい所はまだまだあるが、キリがないのでこの辺にしておく。
まあ、そんな感じで無駄に謎だらけのストーリーなのだ。
……穴だらけとも言うなw

ゾンビは疾走系感染者。
空気感染であり、ゾンビが噛んでも感染しない。
噛まれて死んでも仲間が生き返らない描写があることから、ゾンビではなく感染者で確定だ。
頭部を攻撃すると即座に死ぬ。描写はないが、生前の体をそのまま使っており、
心臓を攻撃しても死ぬと思われる。
数は少なく、最大でも3体同時くらいしか出てこない。予算なさすぎだろうw
ゾンビは人間を目視することで初めて、襲うという行動に出る。
音が鳴ったら確認に行く程度で、声が上がってもこれといった反応はしていない。
あと、最低限の知性が残っているらしく、ドアを開けてくる。
これは買い要素。締め出されてドア叩いてるだけより恐怖度が増す。
空気感染なので、登場人物は全員感染しているものと考えられる。
発症するタイミングには個人差があるのだと思われる。
全体的に見て、ストーリーも謎も穴だらけでゾンビも極端に少ない。
見ていてそれなりに退屈さを覚える。癒やし要素である恒例のオッパイもないし……
しかし、緊張感はそれなりにあるし、物語も破綻はしていない。
言うほど見れない作品ではないので評価はDが妥当だろう。
投稿型レビューサイトでは極端に評価が悪いが、
彼らは本当に酷いゾンビ映画と出会ってないのだろうと思われるw
オチンポパックンチョ体操するチアガールとか、
クソまみれの屁リコプターヒロインとか……
どう考えてもこれはそんなに酷くない。☆2くらいが妥当だと思いますぜw
ちなみに日本版パッケージには『全世界、感染』とあるが、
原題は「APOCALYPSE L.A.」なので、ロスだけで起こった出来事であることが解る。
タイトル詐欺までやらかしたのだ。いや、この場合はキャッチコピー詐欺か。
http://ryvo.seesaa.net/article/456455206.html俺的ゾンビ・感染者映像ランキング 改訂138【ファイナル・デイ】